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若者論

 「近頃の若い者は・・・」などと言い始めると、年寄りになった証拠とであるらしいが、最近よく考える若者に対する違和感を少し考えてみたいと想う。

 若者の意識調査の結果が巷でよく話題になることがある。おしなべて日本の若者は他国の若者(特に欧米系)に比べて、自己満足度が低く、社会全体に対する満足度も低い。日本人は謙虚で、クールであり、欧米系は自信過剰であると考える事もできるが、もう少し深読みすると、日本の若者は自分を100%コントロールできると錯覚しているともとれる。つまり、肥大化したエゴが、容姿、成績、進路、性格など自分のことを自分の力で思い通りにできると勘違いさせているのだ。しかし、当然そんなことは不可能であるから、現実の自分は理想の自分から程遠く「納得できない」のである。
 しかし、自己満足度が低い一方で、自己の勝手な価値観や正義感を絶対的に正しいと信じて行動し、自分はまっすぐな人間であると誤解している面がある。みんなおしなべて自分の姿を客観的に見ようとしない。あるいは自分の主観を客観だと勘違いしている。自分を一度外部から、つまり、他の人の目から眺めてみると言うことをしなくなっているのである。
 社会に対する認識も、社会が自分の価値観や正義感に即してみると自分に合わない、あるいはおかしいという一次方程式をたてているのではないだろうか。別の統計で大人への尊敬度が日本人の若者は圧倒的に低いのも同じ理由であると考えられる。自分の価値観だけで、自分には分からない大人の「えらさ」など存在することなども考えない。自分の判断を絶対化し、表層的な面だけを眺めているのだ。一方で欧米の若者は、自分自身も社会も自分の思い通りにならないことを知っているので、「こんなものだろう」と考えているのではないだろうか。
 日本の社会全体が寛容さを失い、針に糸を通すような効率性と一分のスキのない努力が賞賛されている昨今、「足を知る」「まあ、こんなものかな」といった視点がかけているのも無理はない。しかし、そういった肩の力を抜いた考えも必要ではないだろうか。
 
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テーマ : ひとりごと
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Author:Banana fish
村上春樹をこよなく愛する者です。タイトルは「風の歌を聴け」に出てくる台詞から引用しました。タイトル通りにありふれた現実と美しい映画や文学について書いていきます。

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