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London 2012

先日までの熱気が嘘のように今は不愉快な事ばかり続いている社会だが、やはり、オリンピックの話を書いておこう。4年に一度のドラマが17日間繰り広げられ、いろいろなことを教えてくれた。私は今回のオリンピックほど「団体戦」の意味を考えさせられた事はなかった。選手達は決して一人で戦ってくれるわけではない、家族、コーチ陣、ファンなど様々支えがあったはずだ。彼らが、今まで支えてくれた人々への感謝を口にするのは素直な気持ちだと思う。だが、一番力になるのは、一緒に戦ってきた仲間ではないのだろうか?そんなことを思わせる戦いがたくさんあった。
 フェンシング団体の準決勝ほど、息もできないほど緊張してみた試合はなかった。6秒を残して2点差。もう、だめかとみんな思ったはずだ。あまり調子の良くなかった太田選手は、そこからなりふり構わぬ攻撃で同点まで持って行った。「あと、6秒こらえれば」というドイツと、失うものはないと突撃していった太田選手の違いだっただろう。でも、彼の心の中には一緒に戦ってきた3人の思いがあったはずだ。「負けられない。負けてはいけない」その思いが、あの奇跡を生んだと信じたい。
 男子水泳のメドレーでは、個人戦でぱっとしなかった北島選手のスイッチを入れたのは、残りの3人の、「彼を手ぶらで帰らせるわけにはいかない」という思いが伝わったからだろう。なでしこジャパンも関塚ジャパンも、今まで栄光も苦労も分かち合ってきたチームだからこそ、個々の力の総和以上の結果を残せたと思う。
 一方で、柔道はどうだったのだろうか。彼らには仲間と呼べるものがいただろうか?私には一人一人が日本柔道界の大きなプレッシャ-のなかで、必死に戦っていたとしか見えなかった。一人ずつ戦地に赴き、討ち死にしてくる。翌日になると、また一人で戦地に赴く。自分が何とかしなければ・・・・。そんな想いで、戦っている姿はかわいそうで仕方がなかった。なぜ、柔道には団体戦がないのだろうか? 大学選手権までは団体戦があるというのに。

 僕たちの力の半分は他の人からもらっている。でも、喜びも悲しみも、アドバンテージもディスアドバンテージも全部引き受けるチームこそが、僕らの力を120%出してくれるんだと思う。
 
 晴れわたる空が 悲しくなる日も 一人じゃないんだ 声はそばにある
 君と笑いたい 夢を分かち合いたい
 歌えあえるように 奏であえるように この瞬間を     
                        「風が吹いている」 一部改変
 
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テーマ : ロンドン五輪
ジャンル : スポーツ

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Author:Banana fish
村上春樹をこよなく愛する者です。タイトルは「風の歌を聴け」に出てくる台詞から引用しました。タイトル通りにありふれた現実と美しい映画や文学について書いていきます。

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